ポジティブが良しとされる風潮で、肩身が狭いと感じてしまう。ほんの少し注意を受けただけで、自分には向いていないと落ち込む。ほんの少し失敗しただけで、気になって他のことが手につかない。食欲もなくなって、夜も眠れなくなって、、それなのに、一緒にいた同僚は平気な顔で、いつも通り上司と一緒に笑ってる。ため息が出ますよね。今回は、そんな、ポジティブなメンタルについてのお話しです。
ポジティブ
憧れのメンタル
メンタルの強さに憧れる人、結構多いんじゃないかなって思います。誰だって一度は、意識したことがあるのではないでしょうか。そんな憧れのポジティブマインド。もちろん、簡単に手に入るものではありません。これから紹介する秘密のトレーニングを乗り越えて、今回こそは憧れのメンタル、手に入れましょうね。
ポジティブなメンタルになるには、時間をかけたトレーニングが必要です。今日、いきなりポジティブになれるなんてことは残念ながらあり得ませんが、たっぷり時間をかけて丁寧にトレーニングすると、あなたが思い描いていた理想の自分になれますよ。
理想の自分
では、さっそくですが、「あなたの思い描く理想の自分」を、教えてください。重要なことなので、これは、リアルにイメージしてくださいね。もちろん、今の自分から見て、現実味のあるイメージがいいですね。いきなり桁外れなイメージをすると、イメージした未来の自分へ向かおうとする、今の自分が無理をするので、諦めやすくなってしまいます。現実味がないと、モチベーションが上がらず、達成しにくくなるんですね。まずは、小さい目標から設定し、達成したら、次からは少しずつ、目標を大きくしていきます。これを繰り返すんです。
1つ、例をあげてみますね。「10人以下の社内メンバーの集まりで、プレゼンに対する感想を、2番目に手を挙げて発言できる自分。」なんてレベルの、普段はできないけど、いつもより少し頑張って挑戦すればできそうなことが、具体的にイメージできるといいですね。今の自分が近付ける、未来の、ポジティブなメンタルの自分。これくらいリアルにイメージしているとモチベーションが保てて、挑戦を継続できますよ。
自己肯定感
自分を好きになる
自分の意思で、理想とする自分を具体的に思い描き、描いた自分になれたなら。。理想の自分へ向かうためのトレーニングとは、理想の自分へと向かう今の自分を信じ、今の自分を支えて、今の自分を応援するところから始めます。自分で自分を認める。何となくイメージできるでしょうか。これって、自己肯定感を高めてあげることなんですね。簡単に言えば、自分を好きになること。今回のタイトルは、『ポジティブなメンタルは、自分を好きになるトレーニングから』だったんです。
「自己肯定感」とは、多くの場合「ありのままの自分を肯定する感覚」と、紹介されています。ありのままの自分。肯定する。感覚。何だか馴染みのない言葉ですよね。わかりやすく言い換えると、「どんな自分も最高で、丸ごと受け入れられる心」。これだとイメージできますよね。
自己肯定感と聞き、もしかしたら「超ポジティブ」的なワードを思い浮かべ、諦めモードに入ってしまった人がいらっしゃるかもしれませんね。諦めなくても大丈夫ですよ。「自己肯定感が高い=超ポジティブ」とは、世間的なイメージの一人歩き。実際の自己肯定感の高さは、マイペースや自分軸を大切にできることで、自分のことを心から受け入れられることを指します。
メカニズム
自分を好きになると、なぜ、ポジティブなメンタルになれるのでしょう。自分を好きになるのは、自分のいいところを、たくさん知っているからです。自分の長所がいっぱい見えると、自分の価値に気づけます。自分の価値を認めると、自分を大切に扱います。大切な存在の自分は、心から信頼できます。信じている自分を、否定なんてしませんよね。これが先ほどの「どんな自分も最高で、丸ごと受け入れられる心」の、メカニズムなんですね。
自分を好きになると、自分の意見を尊重した行動を起こせるようになります。他人の反応は他人のもの。自分と相手の感情は別物です。自分が主役なので、他人の顔色も伺いません。精神的にも落ち着き、安定するので、例え行動した結果が失敗であっても、その失敗を丸ごと受け入れ、行動の振り返りや解決策など、次のチャレンジへ前向きに再検討できます。その前向きな姿は、周囲の人へも好印象を与えるほどです。
メンタルトレーニング
では、自分を好きになるためのトレーニングを紹介していきますね。今回は、3つのブロックに分けて紹介します。ご自身の状況に合わせながら、少しずつでも取り組んでいってください。
環境
適した環境に身を置くのがベストなので、ネガティブ感が強めの方とは、この際、距離を置くことをオススメします。これは、感情が引っ張られてしまうからです。反対に、明るく前向きな方と過ごす時間が増えると、笑顔が増え、自然と意欲も湧いてきます。普段よりモチベーションを上げておきたいので、1人時間もムダにはできません。身の回りを好きな物で揃えると、機嫌よく過ごせます。理解者や応援してくれる人がいるのなら、その人との接点を多く持ちたいですね。直接的な応援やサポートは、継続力に繋がります。1人での挑戦は、継続することが難しんですよね。なので、思い切ってプロの方に相談するのも手です。これなら、理想の自分へと一気に近づけますね。
行動
「笑顔」「背筋を伸ばす」「自分を褒める」。今すぐに始められますよね。ほんの数秒行うだけでも、前向きになれるホルモンが分泌されます。*前回のブログでも取り上げましたが、「書く」ってこともオススメです。ほかにも、好きなことへ積極的に挑戦して、成功体験や楽しかった経験をたくさん積むと、自信が実っていきます。苦手なことは人に頼るなど、自分を守る行動も少しずつ取り入れていきたいですね。早起きに食生活、適度な運動や睡眠などの生活習慣は、見直し必須項目です。これにより、ベースとなる「頭と心と体」が、セットで整います。デジタルデトックスの時間をつくるのもいいですね。その時間を自分磨きにあてると、磨かれた自分で、より自信を持てますね。
意識
最後に、最も重要な意識の紹介です。常日頃から意識的に考えていると、その考えが自分の中に定着し、いつしか、無意識なものへとなっていきます。その脳の変化を利用するのですが、実際には、定着までに多くの時間を要するため、根気強く続ける必要があります。しかし、ここで紹介するやり方はとっても簡単で、意識をするだけなんです。それなら出来そうですよね。簡単な例を1つ、取り上げてみますね。
一番取り掛かりやすいのが、「ごめんなさい」より「ありがとう」と伝えること。もしかして、「ごめんなさい」が口癖になっていませんでしたか。ごめんなさいは、謝罪の言葉です。物を取ってもらった時、教えてもらった時。こんな時に伝えるのは、感謝の言葉ですよね。ごめんなさいの内側には、相手を気遣い申し訳なく思う感情や、謙遜し自分の価値を下げるニュアンスがあります。これだと、理想の自分から遠のいてしまいます。そして何より、相手も、謝られるより「ありがとう」って感謝された方が、ずっと嬉しいんですよ。
このように、これまで固定されていた自分の意識を、理想の自分へとすり替えていくんです。理想の自分がイメージしにくい場合は、理想とする特定のあの人をイメージしてみてください。あの人なら何と言うだろう。あの人ならどっちを選ぶだろう。あの人だったら、と、常にあの人になりきるんです。あの人みたいになれると想像したら、わくわくしますよね。
この他にも、短所を長所へ変換する。「仕事が遅い→仕事が丁寧」。口癖を意識して、気持ちの良い言葉へ変換する。「自分なんかどうせできない→自分だけのやり方を見つけてみよう」。褒められたら素直に受け取る。「違います。たまたまです→ありがとうございます。嬉しいです」。簡単ですよね。
変化
ほんの少しずつでも自分を受け入れだすと、脳が、自分は価値のある人間だと意識しはじめ、思い描いていた理想の自分に挑むハードルが、以前より下がっていくんです。これまでと違い、表情や発言が変わって前向きに挑戦しているあなたの姿は、周りにも魅力的にうつり、リスペクトされ、関係性も良くなっていきます。楽しいことはさらに増え、生活の質も上がっていきます。自分を好きになると、好循環が生まれるんですね。
まとめ「メンタルトレーニング」
以前の私は、「コンプレックスの塊」と自虐するほど、自分で自分のことを否定しては、雑に扱っていました。隣の赤い花ばかりを見て、自分のことは見ないフリ。そんな私もトレーニングの存在を知り、サボりながらもコツコツと続け、今では「マイペースや自分軸を大切にすると、自分を心から受け入れられる」マインドに、随分近づきました。例えサボっても、思い出した時に再開できたらいいんです。私の場合、これくらいのルールにしていたから、無理なく続けられ、結果を得ることができました。
あなたへ
コツコツとトレーニングに取り組んできたあなたは、手に入れた理想のメンタルで、職場では重宝され、仲間内では憧れられ、家庭では頼られる。そんな楽しい未来を、現実にすることができます。思い描いた理想が現実になる。理想の自分になれる。ポジティブになれる。幸福感いっぱいの、ワクワクする素敵な未来を、存分に楽しんでください。
前祝い
とは言え、1人での取り組みには不安がありますよね。なりたい自分になれるお手伝い、パーソナルにて行なっております。お試しセッションをワンコインにてご準備しておりますので、まずは覗いてみてください。わくわくの未来。行動した先には、必ず、変化が訪れますからね(*´꒳`*)