春は、出会いと別れの季節ですね。今回は、年度末や新年度で人の流れが激しくなるこの時期にピッタリの、HSPさんの恋愛についてのお話しです。今まさに悩んでいてストレスを抱えている方や、次の恋こそはと準備中の方、もちろん恋愛意外にも使えるテクニックを紹介していきます。簡単ですので、ぜひ、取り入れてみてください。
HSPさんの恋愛事情
人付き合いが苦手で、パートナーにも気を遣ってしまい疲れる。せっかく仲良くなれても、どんどんストレスが溜まっちゃう。楽しい時間のはずなのに、無理している自分がいる。これって自分だけなの？みんなとは違う気がする、、もしかしたらと恐る恐るやってみた「HSP診断テスト」。そして結果は高得点。そっか、やっぱりHSPだから恋愛に不向きだったのか。。なんて落ち込んでいませんか。何かと悩んでしまう恋愛事情。今回は、HSPさんの恋愛でのお困りごとや解決方法を、お伝えしていきますね。
HSPさんの実際
HSP診断の結果によりHSPへの意識が強まると、自分の繊細さを欠点として捉えてしまう傾向にあるようです。不安や心配事に付きまとわれる気質もあるので、思考が片寄っちゃうんですね。なので、先に予測をして、自分の気質とちゃんと向き合うことをオススメします。気質に振り回されないように理解し、恋愛とも向かい合う。すると、理想の恋愛を楽しめますよ。
HSPさんの人口の割合は15～20％と少なめ。その認知度は、データに偏りはありますが60％程度。しかし、身近な生活圏内で気質を理解してくれる人って、データを下回っており、体感的には少ないですよね。そこで重要になるのが、大切な自分を自分で守ってあげること。そして、その方法って、ちゃんとあるんですよ。それでは、これまでストレスとなっていた恋愛を、楽しむ恋愛に変換する方法、紹介していきますね。
HSPの気質
恋愛においてHSPさんが苦手とすることって、何が思い浮かぶでしょう。「気を使い過ぎてしまう」「一緒にいて疲れる」「長続きしない」などでしょうか。もちろん、HSPには特性や個人差もあるので例を挙げたらキリがないのですが、SNSをはじめ、相談事の記事を多く見受けることからも、恋愛を苦手とされている方、気質に振り回されているって方、たくさんいらっしゃるんですね。
苦手意識
よく聞く「苦手意識」。深掘りしてみましょう。どうやらその鍵は、繊細さ故の気質にあるみたいです。例えば先に挙げた3つの例。「気を使い過ぎてしまう」のは、相手が負の感情にならないよう、常に考え、相手優先で物事を考えてしまうから。「一緒にいて疲れる」のは、相手の表情や感情に左右されてしまい、自分ごとになってしまうから。「長続きしない」のは、自分を表現するまでに時間がかかる。加えて、色んな感情のほとんどを我慢してしまうので、恋愛のモチベーションが下がってしまう、から。これだと確かに、苦手になってしまいますよね。
自己肯定感
上記の3つの例に限らずHSPの気質に振り回されるのって、根底にある「自己肯定感の低さ」が、イタズラしているとも言われています。繊細さん・敏感さんは、自己肯定感低めの方が多く、相手の言動を悪い方に捉え、悩み、疲れ、それで自分の殻に閉じこもってしまう傾向にあるんですね。更に自信は失われ、負のループへと進む場合も。HSPさんの脳は、扁桃体（へんとうたい）という不安や恐怖を感じる部位の活動が、非HSPさんより活発であると言われています。これが自己肯定感を下げている原因。なので甘えでも、気合いが足りないなんて事でもなくて、脳の仕組みが、そうなっているんです。
ストレスを減らす3つの行動
HSPを自覚している私たちは、実際、どのような行動が適しているのでしょうか。そこで今回は「ストレスを減らす3つの行動」を、お伝えいたします。ご自身に当てはめながら、読み進めてくださいね。
相手に伝える
気持ちを隠しがちなHSPさんは、自分の意見を飲み込むことが多いですよね。根底には、相手を傷つけたくないという優しさや、場がしらけないように気遣ったりと、たくさんの理由が頭の中でぐるぐるしています。相手に伝える時の、自分のコンディションに対する不安もありますよね。例えば、涙が込み上げてきて言葉にならない、恥ずかしい、とか。
これらを踏まえて相手に伝える方法は、「相手のキゲンが良い時に、少しずつ伝える」を、オススメいたします。表情の変化に気づきやすいHSPの気質を最大限に活用し、相手が楽しんでいる時や穏やかな時に、同じ波長で、すこーし伝えてみる。もちろん、その時に全てお伝えできるのでしたら、ベストですね。
とは言っても、普段にない行動自体が苦手、、なかなか踏み出せない、、って、なりますよね。手始めとして日頃から、今思っていることや感じたことを伝える方法もオススメです。「今の○は好きだった。さっきの○は苦手だった。」ポイントは、たった一言だけ伝える。です。たった一言ずつでも伝えることを習慣にしておくと、伝えるという行動のハードルが下がります。相手の方も、あなたの素直な声を聞くことができます。相手の本音が聞けるって、嬉しいもの。お互いにっとての安心感にも繋がりますね。
予防する
自分が苦手とするもの。いくつかありますよね。なるべく避けられるものは避けて、我慢の大きさを小さくしましょ。遊園地のように人混みや騒音を伴う場所や、相手の知人も同席するなんて場面。ほかにも、デートプランが1日を通して分刻みにハードなものなど。相手の楽しんでいる顔を見ると、ついつい合わせちゃって同じ時間を同じように過ごしてしまいます。
そのデートプラン。お互いにとって楽しめる行動プランに、相手の方と一緒に話し合ってみませんか。一緒に計画を立てると、その時間も込みで楽しめますよ。例えば、午前中は遊園地を楽しんで、午後は静かな公園へ移動する。知人の方との同席は○分程度が限界だと伝え協力してもらう。時間にゆとりのある行動プランに変更する。2人で計画を立てると、次々に案が浮かぶかもしれませんね。
あなたに苦手があるように、相手にも苦手なことってあるかもしれません。お互いに苦手をカバーし合う話し合いって、お互いが心を開くきっかけにもなります。2人にとって、価値ある貴重な時間となりますね。
1人の時間をつくる
ずっと一緒にいると疲れてしまう。これって、本当は相手のことを好きじゃないのかな。。自分の気持ちに不安になる感情、あなただけではありませんよ。HSPさんの多くが抱く感情です。繊細で敏感なHSPさんは疲れやすい傾向。なので回復に時間がかかるんですよね。どんなに心を許した方とでも、自然に抱く感情なんです。「無」になる時間。「自分」と過ごす時間。1人で過ごすことは、HSPさんとって大切な時間です。
HSPさんのパワーの源となる時間なので、優先順位高く確保したいですね。依存度の高い相手の場合、時間を奪われるのでストレスになりかねません。HSPに対する相手からの理解・協力は必須です。大事なことなので、きちんと知っておいてほしいですね。
自分を守ることが最優先だと分かっていても、相手に不快を与えないかな、、と、考えてしまうのもHSPの気質。それなら、伝え方で解決しましょ。「一緒に過ごす時間を楽しむために必要な時間」と、本音が伝わる説明を足したり、「先日のデートでは食欲がなかった」と、過去のデートで無理した結果を伝えて、実際に思い出してもらったり、「次は○日に会える」と、次回の約束をつくり安心感を与えておくなど。これらは、相談を受けた相手が、2人の時間を前向きにイメージできる伝え方ですよ。
HSP診断の先
以上のように、疲れる原因のほとんどは気質だったってこと、多いんですよ。HSP診断での高得点にガッカリでしょうか。むしろ、自分の気質を知れてラッキーですよね。自分の気質を先に予測し、対応すればいいんでしたね。少しずつでも取り入れて続けていくと、ストレスが軽減していくのを体感できますよ。
まとめ「HSPさんの恋愛」
相手に対しイエスマンだった以前の私は、自分からの意見や提案なんて殆どありませんでした。相手の意見や行動にイエスと付いていくだけ。そして自宅に戻りぐったり。今思うと、楽しい時間なのにストレスが溜まるという、、変な時間だったなぁと、たまに思い出します。
いかがだったでしょうか。HSPの気質を踏まえた、無理のないたった3つの方法。これだけで疲れない恋愛が楽しめますよ。理想の恋愛ができるんですね。少しずつでも、1つだけでも実行してみてください。十分に、結果を感じられますよ。
あなたへ
行動を起こしたあなたには、これまでと違う恋愛を楽しめます。HSPでも、「疲れる恋愛」から「楽しい恋愛」へと切り替えられるんです。恋愛とは楽しむもの。変化していく価値観も、楽しみましょ。
年度末や新学期で慌ただしい今、チャンスですよ。新たなチャレンジには最適な時です。相手への相談の際、「環境の変化のせいで疲れている」なんて理由を添えて伝えると、相手も違和感なく、自然と受け入れてくれますよ。
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