「繊細な自分は、きっとHSPなんだろうな。」HSPの情報が日常に溢れ、自身で自覚されている方も多いと思います。そんな中、社交的なあの人がHSP?行動的なあの人もHSPなの?と、ちょっと意外な人からのHSPのカミングアウトに、驚いたことはありませんか。HSPって自分みたいな繊細な人の事だよね?違うの?と、混乱したことでしょう。どうやら「内向的・外向的」なんてあるらしいけど、、先生に診断されていない「自称・HSP」の自分には、よくわからない。。なんて、自分の正体に不安になっていませんか。今回は、HSPの種類についてお話ししていきますね。
内向的・外向的
繊細さんを混乱させるHSPの「内向的・外向的」と、その「種類」についてお伝えしていきます。そもそも、自分は本当にHSPなのか、、なんて悩みながらも精神科にはなかなか行けず、相談できる人もいないという、そんなあなたに知って欲しいお話しです。
あの人と違う
リーダー的なあの人も、アクティブに行動するあの人も、同じHSPだなんて本当?HSPのイメージと全然違う。。HSPはみんな同じ感じじゃないの?そもそも、内向的や外向的って何?意味も違いも分からないし、自分がHSPなのかも分からなくなってきたよ。。もやもやと悩みが尽きないHSPのこと、考え出したらキリがないですよね。実はHSPって、種類が複数あるんですよ。なので混乱するのは当たり前なんですね。でも大丈夫。今回のお話で、HSPがスッキリ整理されますよ。
HSPの種類
まず、HSPの定義を簡単に載せておきますね。D)深く受け止める。O)過剰に刺激を受けやすい。E)感情反応が強く、共感力が高い。S)些細な刺激を察知する。これら4つの特徴の頭文字からDOES(ダズ)と言われ、このDOESがHSPの定義となります。この4つの気質に当てはまることが、HSPの条件なんですね。当てはまればHSP。実はこれって自己診断なんですよ。詳しくは前回のブログにて説明しておりますので、*こちらも合わせてご参照くださいね。
4つの種類
それではHSPの種類を説明していきます。簡単に説明するために、先に4つのキーワードを紹介します。
●内向的
○外向的(HSE)
■刺激を求めない(非HSS型)
□刺激を求める(HSS型)(刺激追求型)
この4つがベースとなり、2つずつ組み合わさって4つのパターンの繊細さんとなるんです。まずは4つの特徴を、1つずつお伝えしていきますね。
●内向的
HSPさん全体の約70%を占める内向的さんは、1人の時間に幸せを感じます。1人時間を楽しみ、また、必要ともしています。人との関わりが苦手なため人見知り傾向。集団の中で長時間過ごすよりも、少人数や特定の人とだけでの関わりを好みます。物事に対しても、じっくり考えます。
○外向的(HSE)
外向的HSPさんは全体の約30%。社交的で人見知りがなく、人前に出ることにあまり抵抗がありません。人との関わりを好み、積極的に人を求めます。考えるよりも行動派です。
■刺激を求めない(非HSS型)
刺激自体を好まないため、積極的な行動もあまり行いません。リスクを避けた行動を常に意識しています。
□刺激を求める(HSS型)(刺激追求型)
好奇心旺盛で、新しいものや刺激的なものに魅力を感じます。実際に行動力もあるので、周りからはアクティブに見られます。
HSP4つの型
この4つの特徴が2つずつ組み合わさり、4つのHSPの型となります。繊細さんの4つのパターンです。
●内向的 + ■刺激を求めない
「非HSS型HSP」「内向的HSP」
一般的な繊細さんとしてイメージされるのが、こちらのタイプの方のようです。人との交流を苦手とし、刺激も回避したいと意識しています。集中力が高いため、コツコツと続ける作業が得意です。また、その仕上がりはクオリティが高い傾向にあります。
●内向的 + □刺激を求める
「HSS型HSP」「刺激追求型内向的HSP」
こちらはHSPさんの中の約6%が該当し、内向的な要素がありながらも刺激を求めて、行動せずにはいられないタイプです。大胆な行動派ですが社交的ではなく、また、飽き性でもあります。変化や新しい事を好み好奇心も旺盛であることから、心身ともに若々しい印象です。
○外向的 + ■刺激を求めない
「HSE」「外向的HSP」
人との関わりを好むのが、外向的さんの大きな特徴です。その一方で、こちらのHSEさんは刺激に対する興味は低く、積極的な行動は苦手とします。人との繋がりでエネルギーを得るため、交流の機会を多く持ち友好関係が広いのが特徴です。
○外向的 + □刺激を求める
「HSS型HSE」「刺激追求型外向的HSP」
好奇心旺盛で社交的。一見、繊細なイメージからは程遠いとされるHSPさんです。コミュニケーション能力が高くリーダーシップを得意とします。チームワークも大切にでき好感度も高いため、尊敬される存在です。
HSP提唱者
以上が大きく4つに分類されたHSPさんです。自分や、あの人に当てはまる型は見つかったでしょうか。もちろん個人差はありますし、実はこの複数の型って、提唱者がそれぞれ違うため資料によって若干の違いがあるんです。。なので、参考程度に参照くださいね。今回は分かりやすく簡単に説明しましたが、詳しく調べてみたいって方は、こちらのお名前で検索されてみてください(^^)
Highly Sensitive Person (ハイリー・センシティブ・パーソン)
HSP提唱 エレイン・N・アーロン博士
High Sensation Seeking (ハイ・センセーション・シーキング)
HSS提唱 マービン・ズッカーマン博士
Highly Sensitive Extroversion (ハイリー・センシティブ・エクストロバート)
HSE提言 ジャクリーン・ストリックランド氏
HSPの診断
この様に大きく4つに分類されても、大本にあるHSPの定義とされるDOESの4つの気質は、共通して皆さんお持ちです。そしてこのDOESは自己診断。HSPは病気ではなく個人的な気質のため、病院で診察してもらって診断されるものではありません。DOESに当てはまれば「自称・HSP」で、いいんですよ。
HSP仲間
もちろん私も自称HSPです。私の場合はHSS型のHSP。内向的なのに刺激を求めては突発的に行動してしまい、その後、ひどく疲れます。また、行動的なので社交的に見られますが、ある程度で1人になりたくなったり、直ぐにくよくよと落ち込んだりします。アクティブに活動したい自分と、何もせず殻に閉じこもっていたい自分。どちらも本当の自分。2人の自分に挟まれ、ながく苦しんできました。
今でこそHSS型HSPの特徴を知り、自分と向き合うことができていますが、何も知らなかった以前は本当に不安で苦しいものでした。HSPの型を理解した今は、自分で自分を生きやすくしてあげる方法が見つかり、また、同じHSPさんと共感し合えるという楽しみも増えました。
まとめ「自称HSP」
いかがでしたか。ご自身に当てはまるHSPの型と出会えたでしょうか。また、気になっていたあの人の型は見つかったでしょうか。HSPには、この4つの種類の型が隠れていたんです。HSPの種類とその特徴が理解できると、特性に合わせた対処方法が見つけやすくなりますし、もやもやしていた気持ちも一気に晴れ、心が軽くなりますね。
HSPの4つの種類の中から自分の型を把握できたあなたは、今日から、自分が1番の理解者となれます。自分で自分を守ってあげられますし、優しくもしてあげられます。自分を知ることで自分を大切にできる。こんなに素敵なことはありませんよね。
あなたへ
HSPのことを知り、HSPの自分に気付き、そんな自分をもっと知りたい。もっと自分と、向かい合ってみたい。なんて感覚、芽生えてきませんか。自分のことなのに、知らないことだらけ。このブログがきっかけとなり、自分に興味を持ってもらえたら。こんなに嬉しいことはありません。
前祝い
パーソナルオンラインにて、知らない自分に出会えるコーチングセッションを行っております。自分との対話。1人だと時間を作れなかったり、そもそも、向き合うことが難しかったり。一緒だからこそ、得られる結果もありますよ。自分を深く知る時間。まずは、お試しセッションから体験してみてくださいね(*´꒳`*)